『そして父になる』『人類資金』
映画祭のハシゴ鑑賞イベントに参加して
無料鑑賞券をゲットしようと目論んでいた割には
9月は、とうとう劇場鑑賞ゼロ!
部屋のリフォームで、外出がままならない日もあって
劇場に出掛けない分、DVDはたくさん観ました。
中では、『みなさん、さようなら』は、秀逸でしたね。
と『ふがいない僕は空を見た』も、主演お二人がサイコウ!でした。
名画座に掛ったら、絶対観に行きたいです!
10月には、何とか2本観ました。
待ちに待った『そして父になる』と『人類資金』
『そして父になる』 (13日-25)
10月6日 地元ユナイテッドシネマにて
【「なんで?」「なんで?」「なんで?」・・・?】
先行公開から、観たくて観たくてウズウズ…
公開初日に万難排して出掛けましたが
こんな時に限って「ザンネン」になることが多い私。
ところが、本作に関しては前評判通り
大満足の鑑賞となりました。
時にぎこちなく感じる福山さんの演技と
奔放な子どもたちの自然な視線。
そして、福山さんとの好対照が際立つリリーさんの演技。
この方って、本当にウマく他の役者を生かす方ですよね。
(ふかっちゃんとのCMも大好きです、私は天ぷらもおでんも大好き♪)
両母親役がまたよかったです。
夫は、逆が良かったなんて言っていましたが…
それにしても、切ない選択~
子どもたちは幼くて何もわからないと勝手に解釈して
父親は自分が主体で政治的に解決しようとするけど
子どもたちは、ちゃんとわかっているんですよね。
「なんで?」「なんで?」「なんで?」…?
「血」よりも「情」~本能で感じているんですよね。
ラストシーン、どこまで続くのか~平行な道が切ないです。
見え隠れする息子の姿を追う父。
小さいと思っていたのになかなか追いつけない。
でも、その先はきっと…
★★★★★
『人類資金』 (13日-26)
10月19日 地元TOHOシネマズにて
【みんな持ってけ、森山未來!!】
はい!またまたタイトル使い回しでございます。
しかも、今回かなりヤケクソで使っております、と言うのも~
お恥かしながらこの作品、私には難し過ぎ。
佐藤浩市さん演じる詐欺師がM資金にまつわる詐欺を強要され
ロシアでひと働きの予定が、失敗に終わった~辺りまでは
何とかついて行っていた気がしていたんですが
その後、どんどん置いていきぼりになるばかり…
そもそもM資金の存在自体が納得できなかったし。
未來くんの演説がなかったら、金返せ!だったけど
なんか訳が分からいけど、ちょっとグッと来たので、まぁ、いいか。
M資金云々を抜きにして、発展途上国の人たちのパワーが
先進国の人たちを動かす部分を掘り下げて欲しかったな。
この映画の一番の疑問~PDAの充電。
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