映画『さよなら渓谷』(13日-20)
伊坂幸太郎原作の映画化がストップしてしまって
(昨年は、例外で『ポテチ』が映画化されましたが…)
今は、吉田修一作品の映画化をとても楽しみにしています。
原作は少し前に読了して、公開を楽しみに待っていた
『さよなら渓谷』(公式サイト)を観て参りました。
感想は、「核心の部分に触れていますので」ご了承ください。
【わたしは、か・なこ…】
6月23日 伏見ミリオン座にて
真木よう子さん、先週はいくつもの番組にご出演
宣伝活動に力を入れておられましたね。
ファンの夫は大喜びでしたが
この作品が、主人公に感情移入して感動するって
類のものではないと思っていたので
「テレビで宣伝して、観客を集める映画じゃないと思うけどな~」と
大いに疑問に思っていました。
でも、鑑賞後は少し真木さんの気持ちが分かったように思います。
演じている内に、ご自身が「かなこ」になりきり
その姿を多くの人に観てもらいたいと
こんな生き方、恋愛もある事を
多くの方に知って欲しいと思われたのではないでしょうか。
事件の加害者と被害者でありながら一緒に暮らすかなこと尾崎。
ふたりは、なぜ一緒にいるのでしょう…
丁寧に丁寧に描かれていきます。
隣人の事件を取材する中で、雑誌記者の渡辺は
この二人を追うようになるのですが
そのきっかけや鈴木杏ちゃん演じる女性記者との取材など
原作を変えてある部分も、映画の方がしっくりきている気がしました。
万人受けはしないかもしれませんが、大人なら観て損はないかも。
★★★★★
メインのふたりと対照的に描かれる渡辺夫妻。
3シーンしかないのですが、朝のシーンの
二人のやり取りになぜかウルッと来てしまった私です。
大西さんは、『キャタピラー』しか印象がないので
こんなカッコいい方だったとは~
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13-55.さよなら渓谷■配給:ファントム・フィルム■製作年、国:2013年、日本■上映時間:116分■観賞日:7月1日、新宿武蔵野館(新宿)■料金:1,000円
□監督・脚本:大森立嗣□脚本:高田亮■大森南朋■真木よう子■大西信満■鶴田真由■鈴木杏■井浦新■新井浩文【ス...... [続きを読む]
今晩は。
メインのかなこと尾崎については、おっしゃるように「丁寧に丁寧に描かれて」
いて素晴らしいのですが、渡辺夫妻については、わずか「3シーンしかない」
にもかかわらず事態が改善してしまうのはちょっとやり過ぎではと思ってしまい
ました。
投稿: クマネズミ | 2013年7月 2日 (火) 21時55分
こんばんは~
コメントとトラバをどうも有り難うもありがとうございます。
渡辺夫妻は、多分事態が改善されたと言うより
「普通の夫婦は、色々あったとしても
結構別れないでやって行くもんなんだよ~」の為に
3シーンだけ出て来たのではないでしょうか。
これだけなのに、妙に納得してしまったのは
きっと、私の実体験が脳内補完してるからかも…
投稿: ほし★ママ。 | 2013年7月 3日 (水) 18時26分
こんにちは!!
先日はコメントありがとうございます!!
僕も先日見ましたが 大人の映画でしたね
鈴木杏さんが 良かったです
あまちゃん見てますか!! 面白いですよね!!
投稿: saku | 2013年7月 5日 (金) 16時00分
こちらにも有難うございます。
杏ちゃん、よかったですよね。
鑑賞者目線と言うか、一番「普通」の人物を好演でした!
>「あまちゃん」
もちろん、観ていますよ!
今までBSのみだったのが、ここのところ8時からも観て
イノッチのコメントを聞いてから
出勤の支度にとりかかっています
「暦の上ではディセンバー」もよく口から出てきますが
これからは、あの「ダサ!ダサ!」にはまりそうです。
投稿: ほし★ママ。 | 2013年7月 6日 (土) 01時21分