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2013年6月 3日 (月)

映画『はじまりのみち』(13日-15)

06013 私の住む町では、月初めに「広報」が配られるのですが

今月の記事に木下惠介監督「生誕100年」を記念して

『二十四の瞳』の上映会が催される記事が載っていました。

監督のおじいさまが町の出身なんだそうです。

 

全くノーチェックだった『はじまりのみち』(公式サイト)ですが

「ご縁」を感じて、観に行って参りました。

 

 

 

【感動を与える事の出来る人】

6月1日 TOHOシネマズ名古屋ベイにて

 

大戦中、松竹映画の監督として、華やかにデビューした惠介でしたが

戦況の悪化と共に国民の戦意の高揚を目的とした映画の制作を

求められるようになり、軍の意に沿わない映画を作った惠介は

「次の映画の制作は中止」と、言い渡されてしまいます。

 

社に辞表を叩きつけて、本名である正吉に戻り

実家で生活を始めた惠介に、空襲が襲います。

病気で体の不自由な母親の療養先も危険だという事で

一家そろって、山間の村まで疎開することになるのですが

母には、悪路を乗合で走るバスは耐えられないと考えた惠介は

母をリヤカーに載せて山越えを決行すると言い出すのです。

 

兄とふたりで母のリヤカーを引いて押し

雇った便利屋との四人の旅は想像以上に辛く険しく…

06012

表現は不器用だけど、愛情あふれる青年を

加瀬くんが情感を込めて演じています。

温かくて家族思いの兄を演じるユースケさんがまた、いいんです。

06011

濱田くん演じる便利屋さんが、何とも言えないタイミングで

笑いを運んできてくれます、加瀬くんとの掛け合いも最高!

一番の感動をくれるのも「彼」です。

 

宿の一家が、またいいんですねぇ~

06014

描かれているのは、ほんの数日の出来事。

時間にしても短く、セリフも最小限なのですが

惠介が撮った数々の作品が映し出されると

本編ののシーンとうまく頭の中でリンクして

惠介の人生の大半を知ることが出来た気がするのです。

 

人に感動を与えられる人は

ちゃんと素晴らしい人生を歩んでいるんですね~

(きっと原監督ご自身もそうなんでしょうね。)

家族や親への愛を見事に表現できる人は

家族や親からいっぱい愛を受けた人なんですね~

 

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『陸軍』と言う映画、未見ですが、映し出されたラストシーン

戦意高揚を目的とした陸軍から睨まれたのも、無理はないかと… 

 

後半の映像シーンは、全編通して観たものは半分もないと

思うのですが、出演者を含めて懐かしかったです。

(「木下恵介アワーなどテレビドラマには、毎週親がチャンネルを合わせていました。)

 

今年は、新美南吉氏も生誕100年です。

短い大正の時代ですが、多くの偉大な方が生まれたんですね。

 

 

 

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コメント

お早うございます。
おっしゃるように、「描かれているのは、ほんの数日の出来
事。時間にしても短く、セリフも最小限」ながら、感動的な出
来栄えでした。
なお、「監督のおじいさまが町の出身」とありますが、父方だ
とすると、長部日出雄氏の評伝に、「木下治兵衛の三男とし
て生まれ、幼い頃に家運が傾いたため、小学校をやめて働
きに出た父の周吉」とあるので、この「木下治兵衛」が「おじ
いさま」になりますが(同評伝によれば、彼は「「仏の治兵衛」
と綽名がつくような温和な人柄」だったそうです)?

クマネズミさん
こんばんは~、いつも有難うございます。
コメントとトラバ、感謝です。
 
登場人物とキャストの魅力がキュッと詰まった
ステキな映画でしたね、旧作もすごく効いていました。
 
おじいさま情報も有難うございます。
木下治兵衛さんで検索したら、ヒット!と、思ったら
豊臣秀吉に行ってしまって、ちょっとアセッ
いくつかキーワードをプラスしたら
馴染のある地名などが出てきました。

この映画の中で、お父さんのお店が「尾張屋」だったと
ユースケさんが話す場面には、ちょっと膝を打ちました!

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