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2013年3月10日 (日)

映画『桐島、部活やめるってよ』(13日-8)

200 封切り時は、お盆の一番忙しい時で観に行けず

名画座に掛ると聞いて楽しみにしていたら

風邪をひいてしまって、もう、この映画とは

ご縁がないものと思っていましたが…

地元のシネコンで特別興業が掛り

『桐島、部活やめるってよ』 (公式サイト)を

観ることが出来ました。 

 

【ほし★ママ、ネットでチケットとったてよ】

3月9日 地元ユナイテッドシネマにて

 

このタイトル、ちょっとチケット売り場でコールするのが照れくさくて

チケットはネットで取りました。

でも、今後もしもう一度鑑賞の機会があったら、堂々と言います。

「『桐島、部活やめるってよ』一枚下さい」

 

最後の最後に出てきたタイトルを見て

「あ~、桐島、部活をやめちゃったんだよなぁ」

私自身が、すっかりこの映画に巻き込まれてしまいましたので。

 

繰り返し語られる金曜日…

放課後の1シーン、野球のユニフォームを着た男子生徒が

背の高いモテモテくん(生徒A)に「菊池」と声をかけます。

このシーンで、生徒Aは、菊池でどうやら野球部員だとわかります。

その後、菊池と生徒B・Cのやり取りで

菊池は、桐島の一番の友だちで野球部をさぼり中。

などなど…彼の今の位置がわかってきます。

Cinemacafe_13422

桐島に一番近い高校生たち。

そのメンバーに関わる高校生。

桐島からは一番遠い高校生たち。

 

くどい説明が全くないのに、いつの間にか登場人物全員の

名前や部活や人間関係が浮き彫りにされて行きます。

  

群像劇の形で語られていくものの、どんな風に収集するのか

ラスト近くまで想像もつかなかったのが、これは、ウマイ!

F0064229_13264495

吹奏楽部の通し稽古がBGMになって盛り上げる演出もすごい!

 

前半、一見無駄に見えたサッカーの授業のシーンなんて

メッチャ、ラストで効いてきたなぁ。

好きです、この映画!

 

★★★★★

「スーパーエイト」対決では、チャールズ監督の『ザ・ゾンビ?』に軍配。

何たって、アッチはエルちゃんが主演でしたから。

まぁ、愛ちゃんも寿々花ちゃんもガンバていましたが…

 

前日の日本アカデミー賞は本作を観ていなかったので録画にしました。

WBCもありましたし~(感動的でしたね、って途中、寝ちゃってたんですが…)

で、次の朝ネットのニュースで本作が獲ったと聞いてちょっとビックリ。

でも、観たら納得…(日テレ配給って事もわかったし!?)

ノミネート作は全部観ましたが、ダントツに面白かったです!!

 

 

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(2013)映画」カテゴリの記事

コメント

お早うございます。
おっしゃるように、本作は、今回の日本アカデミー賞の作品賞に
ノミネートされた映画の中では「ダントツに面白」い作品だと思い
ます。
それにしても、本作で映画部が制作する映画といい、『スーパー
エイト』でチャールズ監督が撮る『The Case』や、『キツツキと雨』
で小栗旬の田辺監督が作る『UTOPIA~ゾンビ大戦争』といい、
若い人たちの映画はどうしてこうもゾンビ物ばかりなのかなと不
思議に思いました。

クマネズミさん
こんばんは~。
こちらにも、コメントとトラバを有難うございます。
 
大御所の役者さんが出ている訳でもなく…
大規模なロケーション撮影がされてるわけでもなく…
それでもすごく面白くて、尺もちょうどよかったです。
 
チャールズ監督の作品のタイトルは『The Case』と言うのですね。
そう言えば、『キツツキと雨』もゾンビでしたね。
彼らの撮っていた作品も気になりますが
本作に登場した塚本監督作品『鉄男』が未見でして
とても気になっています。

日テレがらみだとTVで放映されますかね(゚▽゚*)
日本アカデミーで賞をとったので気になっている映画でした
我々世代ではチケット買うのがちょっと恥ずかしいタイトルですね(*´ェ`*)
でも青春群像っぽい映画は嫌いじゃないです

ベルさん
こんばんは~、いつも有難うございます。
多分、アカデミー賞がらみで放映があると思います。
そして、まさに「青春群像」~野球部も出てきます
機会があったら、是非ご覧になって下さいね。
 
最近、「文章」になってるタイトルが多くて~照れるぅ
でも、まさに『桐島、部活やめるってよ』な映画でした!!

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