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2012年6月12日 (火)

映画『シグナル~月曜日のルカ~』(12日-25)

200 主役の三根さんは、映画を観るまで存じなかったのですが

ニッシーと高良くんの出演作となると見逃すわけにはいきません。

監督さんの前作『時をかける少女』も大好きな作品です。

 

シグナル~月曜日のルカ~(公式サイト)を観て参りました。

 

※ 感想にはネタバレを含んでいます、ご了承ください。 

 

 

【10代の頃にタイムスリップ】

6月10日 伏見ミリオン座にて

 

先日の地元テレビ局の夕方の情報番組で

伊勢の「新富座」が取り上げられていました。

今、フィルム映画を上映し続ける事は本当に厳しいようです。

 

地方の名画座が舞台の本作。

元は芝居小屋だったんでしょうか、舞台と2階席のある古い映画館。

赤い座席がいいですねぇ~、映画館と言えば赤いシート。

 

ポスターや上映予定表の札や売店

私が小学校の頃の地元の映画館そのもので懐かしすぎです。

そして、上映のラインナップも懐かしい作品ばかり…

『ポセイドンアドベンチャー』だの『タワリングインフェルノ』だの~

『時をかける少女』に続き、私はまたまた10代にタイムスリップしてしまいました。

 

大学生のケイスケは、帰省した夏休み

思い出深い映画館でバイトを募集している事を知り、応募します。

相場の倍のアルバイト料をはずんでくれると言う仕事とは

怪我した技師長の手伝いをして、実際に映写機を回すこと。

気難しい職人気質のおっさんの下で働くかと思いきや

何と!技師長はルカと言う若い女性でした。

002_2

雇い主の館長から妙な約束をさせられるものの

仕事に一途で魅力的な技師長の元、生き生きと働き始めるケイスケ。

Img_245611_12518406_0

過去に何かあったルカ~それが何であったのか

ケイスケと共に想像を掻き立てられながら観て行く訳ですが~

この映画では、そのミステリー部分はほとんど重要ではありません。

ルカが過去に向き合い、立ち直り、愛する人の残した技術を継承していく物語。

かかわったケイスケもまた、自分がするべき事を見つけ出して行くんですね。

Image

ニッシーが良い、優しいけれど強い~そんなケイスケを好演です。

高良くんは、ちょっと危ない役『軽蔑』でもそうでしたがピッタリとはまります。

『お兄ちゃんのハナビ』や『おひさま』の「いい人役」も良かったけど~

そして井上純さんがいい味出してるんですよね。

 

脇がしっかり固まっているのと、古き良き映画館と映画~テーマがいいので

初主演の三根さんは、本当にラッキーでしたね。

ただ、ちょっと難しすぎる役どころ、名うてのプレイボーイと付き合っていた

暗い過去を持つ女性には見えない場面があったので

彼女の設定だけは、少し変えてあげた方が良かったかも~

 

あと、エンディング曲が突然流れて、いきなりハイテンションに・・・

もうちょっと余韻を楽しみたかったかな。

 

★★★★☆

ニッシーは、鑑賞日の夜の「平清盛」でも好演でした。

おばさんは、アナタに泣かされ通しだよ。

 

冒頭、「アニキ!」と現れたケイスケの弟、本物の兄弟には見えなくて

ロぺとアキラ先輩みたいな関係かと思っちゃった!

~そう言えば、最近上映前のアニメがないんですよね、寂しい~

 

 

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コメント

突っ込みどころ満載ですが自分はこの作品好きです。
今日発売の週間アスキーにインタビュー載っていますよ

谷さん
こんばんは!コメントとトラバを有難うございました。
そうですね、突っ込みどころはありましたが
私もこの作品は大好きです、「頑張れ、フィルム映画!!」

アスキー>パソコンの雑誌なんですよね!?
読んだことはないのですが探して~「〇ち読み」してみます

https://twitter.com/teamokuyama/statuses/212486947891982339?tw_i=212486947891982339&tw_e=details&tw_p=tweetembed

Twitterでこれ見つけました。
彼女はプリントの扱いについて結構様になっていたからリアルにミステリアス

ピンク映画館の老舗上野オークラ劇場のTwitterにフィルムがなくなる
旨について質問してみたらまだまだ噂レベルと言っていました。
一般映画とピンク映画で格差が出てきたかも。
すくなくともミニシアターではBlu-ray上映が多いのは確かですし
映画祭なんかでは前日まで監督がBlu-rayのマスターリングしているのが
常みたいですし・・・・

シネコンではDLP上映ですよとオープニングに組み込まれるようになった場所も
ありますね。

フィルム映画が観たいなら今後ピンク映画を見るしか無い?!

谷さん
興味深いツイートのご紹介有難うございました。
面白くって、リンク先から「浅草新劇場」鑑賞報告ブログとか
アチコチネットサ-フィンしてしまいました。
 
三根さんは、元々聡明な女性のようですが
かなり研鑽(練習)も積まれたんですね。
確かに映写室の部屋のシーンはすごく良かったと思います。
 
名古屋のミニシアターでも、スケジュール表にDLP上映や
ブルーレイ上映の表記が増えて来ていますね。
と言っても、全く違いの分からないワタクシで申し訳ないのですが…

こんにちは!!  僕はこの映画で 常連さん?お客さんがあまりにも?多い・・・
現状の映画館であの番組で 本来なら 井上順マネージャーが兼任して 頑張らないとね~
時給1500円も おかしいよね(笑)

しかしこの映画館。映画ファンとしては一度行ってみたいですよ。観光としてでも何でもいいからこういうのは残して欲しいな。
お話そのものは突っ込みどころが確かに多いのですが、三根さんの素質がきらりと光る作品でした。もちろん西島君の実に上手いフォローあってこそですが。この後週刊プレイボーイの巻頭カラーグラビアで彼女を見たのですが、それはあんまり魅力的に見えなかったです(苦笑)やっぱり彼女は女優として光るんだなぁと実感。グラビアはグラビアアイドルに任しておけばいいんですw

sakuさん
おはようございます~、こちらにも有難うございます。
確かに、確かに。とても人を雇う規模じゃないですよね。

多分、あのお客さんたちは「エキストラ」ですよね。
私は、アレやりたかったと思いながら観ていました。
特に、野外映画会なんか参加したかったなぁ。
とは、言うものの、いくらルカが引き籠ってるいるとは言え
こっそりと準備してあの盛況ぶりはないだろうとも思いましたね。

KRYさん
おはようございます、コメントとトラバを有難うございます。
確かに外観も内装も「文化財」と言える建造物でしたね。
ロケをした新潟の高田世界館は、新潟の公開を機に
公開日を設ける予定のようですよ、「ロケ地めぐりMAP」も作成中だとか…

http://tou.ch/news/article/6675078/ 

新潟には、ネッ友さんもいるし行ってみたい場所になりました。
 
プレイボーイの表紙となると、やはりそれなりの評価を受けているんでしょうね。
映画ファンの男性陣、KRYさんを含めてそろって三根さんの評価が高いですもの。
確かに、演技が初めてとは思えないオーラを発していました。
これからの活躍に期待~まずは「映画」で頑張って頂きたいですね。

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