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2012年4月17日 (火)

映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(12外-14)

Img_1508732_63597272_0すごく興味があったのですが

どうしてもって事もないなぁ~とも、思っていました。

でも、あまりに『アーティスト』に酔って

どうしてももう一回観たくなり、それならハシゴして

ミリオン座のリレー公開企画も

コンプリートしようと出掛けました。 

『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(公式サイト) 

 

 

【愛する人と過ごした日々。】 

4月15日 伏見ミリオン座にて

 

コンビニで牛乳を求める老女。

目についた新聞に気になる記事を見つけて、ついでに購入。

店員も他の客も誰も彼女に気づかない…

家に帰れば、秘書が大騒ぎしています。

サッチャーには、認知症の症状が出ているんですね。

夫が亡くなった事さえ、わからなくなっていると周りは困惑するばかり。

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サッチャー氏と言えば、まさにこのイメージ。

歴史のある国の首相として、一国を引っ張ってきた才媛。

華やかな彼女の経歴を今描き出す作品かと思って

見始めたらかなり違いました。

Thatcher03

理解して愛してくれる人との出会い。

このシーンからもう私の涙腺は緩みっぱなし。 

 

常に自分の信念を貫き「鉄の女」と言われた彼女だけれど

当然、戸惑い・苦しみ・涙を流すことが何度もあったんですね~。

当然と言えば、当然の事なんですけどね。

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そんな時、いつもそばに居てその涙を受け止め

苦しみを和らげ、そっと後ろから背中を押してくれる存在。

それが夫のデニスだったのです。

 

人は、認知症と言うのかも知れないけど

いつまでも、デニスはそばにいて欲しい~そう願っているだけ。

本当に心に区切りを付け、お別れを決めたシーンが切なかったです。

 

メリルさんは、本当にすごい!

賞を獲ったメークアップもすごいんだけど

「声」のトーンが変わっていくんですよね。

 

映画としては、相変わらず酔っている『アーティスト』ですが

ストーリーや構成では、私は本作が好きですねぇ。

全く雲の上の人に思いっきり感情移入してしまいました。

 

★★★★★

全くの余談なんですが・・・

ほんのサインをしている時、旧姓を書いてしまうシーンがありました。

友だちが、町はずれの一軒家に住んでいまして

道に迷ったご老人を何人か保護しているんですが

住所を伺うと、生れた地や以前住んでいた場所を言う方がほとんどとか。

あのシーンがすごくリアルだったのでついつい思い出してしまいました。

 

 

 

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コメント

今晩は。
本作は、「人は、認知症と言うのかも知れないけどいつまでも、デニス
はそばにいて欲しい~そう願っているだけ」の老婦人を接近して描き
出すことを専らにしていて、でもそれでは当たり前すぎて誰も映画館に
行かないでしょうから、逆に「歴史のある国の首相として、一国を引っ
張ってきた」超有名人であるサッチャーを持ってきたにすぎない、と受
け取れるのではないかなと思いました。
ですから、フォークランド紛争などは通り一遍の扱いであってよく、む
しろ「ほんのサインをしている時、旧姓を書いてしまうシーン」こそが重
要なのではないかな、「ほし★ママ」さんは「全くの余談」とされていま
すが、お友達のお話こそ本作にふさわしいのでは、と思いました。

クマネズミさん
すっかりお返事が遅くなって申し訳ありません。
実は、クマネズミさんのお近くに行っておりました。
 
女性として、尊敬や羨望の念を抱くところは大いにあったのですが
この映画を拝見して、どんな人にも「老い」と「死」は
平等にやって来るのだと、改めて思いました。
 
クマネズミさんには、いつも脈絡なくつらつらと書き並べたものを
整理していただいて恐れ入るばかりですが
そこを描こうとしたのなら、やはりサッチャー氏は
格好の主役であったでしょうね。

サッチャーの政治家としての実績は すばらしいが あくまで それは 彼女の"光"の面

 孤独な面は彼女の"影"の面。あまり知られない部分 あるいは知られたくない、知る価値がない部分だってあるから・・・

ストリープ演技は さすが女性版デニーロと言われるほど役のリサーチ振り。彼女の演技にデニーロも認めるのも 当然だなと 思いました。

 とある偉大な親を持つ七光り子ども特集で
サッチャーは 双子の息子と娘で 息子"マーク"を溺愛して "娘"キャロルは そっちのけのえこひいき愛情だったそうです。

息子のマークは甘やかし放題が災いしたのか
アフリカ大陸の 「パリ・ダカール レース」で行方不明になった際 サッチャー首相は あわてふためき、国家予算の日本円で2億円つぎこんで捜索したら レースを勝手にリタイヤして  砂漠の中 テント張って のほほんと待ってたそうです。 そして 母マーガレットに対し、

 「SORRY、MOMMY」 (ママ、ごめんな~) と新聞の見出しになっちゃいました・・・・
アホ・・・・(><)

 この騒動が きっかけで、イギリス中が マークのろくでなしぶりが表面化し、サッチャー首相にイギリス国内中から非難を浴びたんです。
 
 育て方を間違えた サッチャーの汚点・・・
でも、そういうのも ひっくるめて "サッチャー"なんです。

zebraさま
はじめまして・・・で、よろしいでしょうか。
記録だけ残しているだけのいい加減なブログを訪ねて頂き
コメントをどうも有り難うございます。
 
メリルさんは、元気いっぱいの頃と晩年の演じ分けが本当に見事でした。
声のトーンや口元、特に歯がどうなっているのかとても気になりました。
 
サッチャー氏のお子さまにまつわるお話は
とても興味深く拝読いたしました。
どの親も「親バカ」なんですよね。
私も、女の子と男の子がおりまして
つい男の子に手をかけてしまう愚かな母の一人です。
でも、自分の立場を利用して云々は、許されない事ですよね。

zebraさまは、映画にも時事にもお詳しいとお見受けいたしました。
また、色々とお話を聞かせて頂けると嬉しいです。

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