映画『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』(12外-11)
伏見ミリオン座では『マーガレット・サッチャー~』
『マリリン~』『アーティスト』と『ヘルプ』を、完走すると
プレゼントがもらえる企画が展開されています。
公開順に全部観たいなと思ってはいたのですが
なかなかうまく日程が取れなかったので
まずは、観たい順に行く事に致しました。
『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』(公式サイト)を、観て参りました。
(何と言っても、一番みたいのは『アーティスト』ですが)
【信じて、進もう!】
4月1日 伏見ミリオン座にて
同じ人間を身体的特徴や性別で「差別」はいけない~
現代人なら誰でも知っている事でしょう。
それでも、根強く差別は残っています。
まして、この映画で描かれているのは1960年代。
白人と黒人の間に「平等」と言う意識が全くない時代のお話です。
当時の黒人女性の仕事と言えば「HELP」と呼ばれるメイドさん。
日本でも「お手伝いさん」と呼ばれているから、同じですね。
ある程度の生活水準のある白人の家庭では
ヘルプを雇い、育児をはじめとする家事一切を任せています。
そして、主婦たちはブリッジをしたり、慈善事業に精を出したり・・・
大学を卒えて、故郷に帰ってきたスキーターは
自分のいない間に、母代りに育ててくれたヘルプが
居なくなっていることにショックを受けます。
そして、結婚した幼馴染とのお付き合いが復活した事から
ヘルプさんたちの置かれている立場に疑問を持つように。
ちょうど就職先の仕事で、ヘルプのアドバイスが必要になり
幼馴染のエリザベスの家のエイビリーンと話すようになった事から
ヘルプたちから、その実態を聞き取り調査し
本にして、広く世間に訴えようと思うようになるのです。
ところが、ヘルプたちは仕事を失うどころか
その命さえ危ないという事で、取材への協力を拒否し続けます。
重いテーマであり、考えさせられる場面が多々あるのですが
ヘルプのエイビリーンとミニーを演じる女優さんの余裕のある演技によって
ユーモラスな場面や、ウィットに富んだ会話で、決して暗くはありません。
低所得者の住む街出身の大邸宅の奥さま、シーリアがいい味を出していますし…
強く願えば叶う事、それには勇気と信念が必要~
自分の信じた道を、まっすぐ進もう!
新しい年度の始まりに、背中を押してくれる映画です、お勧め。
★★★★★
トイレを一緒にしたら病気が移るなんて言いながら
家事や育児を任せてる矛盾に気づかないのが、不思議でしょうがない。
衣装や髪型がレトロでオシャレ「奥様は魔女」を、思い出しちゃった。
家事のプロにはとてもなれないし、専業主婦はもっと勤まらないと思うから
この時代のアメリカに生まれなくて良かったよ~~
あっ、でも太ってるから子どもたちは安心させられる!
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146分、2012年3月31日公開
2011,アメリカ,ディズニー
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基本的に人種差別であろうが、他のどの差別であろうが、根っこは同じななのだろうなと
思いました。そしてそれを行っている人間のかおの醜さに参りました。本人は気付いてい
なくてもこんなに酷いんだなと…。ヒリーは客観的には美人ですよね、でも醜い。
それを上手く演じたハワードはたいしたものです^^
投稿: KLY | 2012年4月 4日 (水) 00時13分
こんばんは!
いつも有難うございます。
そうなんですよね~、本当に憎々しい表情。
むしろもう「イタイ」のに、本人は気づいていないんですよね。
おかげで?ヘルプさんたちの優しくて暖かい笑顔がより引き立ちました。
イジメを受けた側三人が、アカデミー賞にノミネートされていましたが
これは、ヒリーを演じたハワード嬢のバックアップの賜物かも~
投稿: ほし★ママ。 | 2012年4月 4日 (水) 21時09分
こんばんは。
本日、伏見ミリオン座にて観賞してきました。
女性サービスデーだったからか、館の外までチケットを求める人の行列でビックリ。
明後日からは「アーティスト」ですね。楽しみです。
同じ映画館で観賞ということで勝手に親近感を抱かせていただいています。
ブックマークさせてください。宜しくお願いします。
投稿: こに | 2012年4月 5日 (木) 18時43分
☆こにさん☆
おはようございます。
コメントとトラバを頂いた上
ブックマークもまで頂いて感、すごく嬉しいです。
私の方は~、ココログに引っ越して来て2年になるのに
ブックマークの方法がわからないのです。
頑張って、勉強してみます!!
私は、ファーストデーに行ったのですが
この日もすごかったですねぇ~。
女性を中心に超満員でした。
スタッフさんが、かなり入れ替わったようで
入場でもかなりごたついていましたが
そんな事も、鑑賞後は忘れてしまっていました。
投稿: ほし★ママ。 | 2012年4月 7日 (土) 09時19分
今晩は。
本作については、おっしゃるように、「ヘルプのエイビリーンとミニーを
演じる女優さんの余裕のある演技によってユーモラスな場面や、ウィッ
トに富んだ会話で、決して暗くは」なく、むしろ面白く見ることが出来ま
した。
ただ、確かに、「トイレを一緒にしたら病気が移る」といった理由が挙げ
られてはいたものの、公共的なトイレで白人と黒人とが区別されていれ
ば明らかに人種差別ですが、雇い主用のトイレとメイド用のトイレを区
別すること自体は、職業上の問題であって、直接的には人種差別に繋
がらないのでは、思ったりしています(勿論、ジャクソンではメイドがすべ
て黒人なのでしょうから、結果的には黒人差別になるのかもしれません
が、仮に白人のメイドがいたとしたらどうなるのでしょう)。
投稿: クマネズミ | 2012年4月20日 (金) 03時00分
こんにちは!! ミリオン座なんか 凄いサービスしてますね~
僕も この映画を残すのみなんですが・・・・宇都宮は一日一回上映で
次回東京遠征で見たいと思います!!
投稿: saku | 2012年4月20日 (金) 14時24分
すっかりご無沙汰をして、お返事が遅くなって申し訳ありません。
トイレに関しては、例えば、デパートでも
客と従業員では別の手洗いを使う訳で
そのこと自体には問題はないのでしょう。
ただ、あの嵐で緊急の時に
ヒステリックに喚き散らすシーンで
一気に印象が悪くなってしまいましたね。
と、病気が云々の理由はやっぱり納得できないのでした。
投稿: ほし★ママ。 | 2012年4月25日 (水) 08時51分
映画遠征ではなく、ヘルプ遠征しておりました。
すっかりご無沙汰で申し訳ありません。
4作マラソン企画は、プレスシートとか
すごく魅力のある景品が揃っているのですが
なぜか爪のお手入れグッズが混じっていて
私のことだから、それになりそう。
と言うか、20日締め切りでまだ何の音沙汰もないので
もしかしたら、「ハズレあり」で外れたのかも…
投稿: ほし★ママ。 | 2012年4月25日 (水) 08時55分