映画『おとなのけんか』(12外-10)
愛知県内でも、一劇場にしか掛っていない本作。
全くのノーチェックだったのですが
読ませて頂いて、予告動画を観たら面白い~
即、鑑賞決定
3月3日の公開を楽しみに待っておりました
『おとなのけんか』(公式サイト)を、観て参りました。
【スイッチが入る瞬間~】
3月4日 TOHOシネマズ名古屋ベイシティーにて
公園で子どもたちが遊ぶを姿を望遠でとらえたシーンで幕が開く
事件勃発、そして暗転~
四人の目が一台のパソコンに注がれています。
子どものけんかの報告書(示談書)のような物でしょうか。
文章を読み上げたり、ちょっと書き直したり…
(どこかに提出するのかな?ちょっと気になりました。)
息子イーサンが殴られ歯を折られたロングストリート夫妻が
木の枝で殴ったザッカリーの両親(カウワン夫妻)を呼んで話し合った後のようです。
「これで、一件落着!」と、帰り支度を始めるカウワン夫妻。
笑顔で見送るロングストリート夫妻
ところが、話し合いは終わっていた訳ではなかったんですね。
何気なく言った一言に、埋められない「間」に
一瞬にして「かっち~~ん」と、険悪スイッチが入ってしまうのが
ツボ過ぎて、もう笑える、笑える!!
相手夫婦の子育てへの不満が論点のはずが
いつの間にか夫婦間の子育て観の違いを浮き彫りにしてみたり
パートナーが加勢してくれるつもりでいたら、相手と頷き合っていたり
水さしまくりの携帯電話がまたいいタイミングで鳴るんですよね~。
確かに携帯電話って、こっちの状況お構いなしにですからね。
おもてなしに活けた花や貴重な図録までもが台無しになって
笑いのネタになって行くところが堪りませんでした。
総てがさらけ出され、もう何が何やら~で、幕。
で、「こどものけんか」はどうなった…!?
エンディングの公園の様子に癒されました。
★★★★☆
先日観た舞台『90ミニッツ』(記事)でも
携帯電話や内線電話が、効果的に使われていました。
ワンシチュエーションものに威力を発揮するアイテムですね♪
床にへたり込んでしまう弁護士先生@(元)ランダ大佐が可愛すぎ
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◇
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これはお見事な作品でした。
ロマン・ポランスキーのワンシチュエーションの演出もさることながら
なんといってもこの4人の俳優の上手さ!このぐらいの人たちでないと
この作品はただの凡作になってしまっていたのではと思います。
特にクリストフさん。いっつも上から目線なのに、携帯を水没させられた
ときのあのうろたえ方といったらw
投稿: KLY | 2012年3月 5日 (月) 23時13分
お早うございます。
この作品は最初から最後まで本当に笑わせてもらいました。
台詞の一言一言が、英語のニュアンスまで分かればモット面
白いにちがいありません!
きっと、両夫妻とも普段は子供のことなどそれほどかまっては
おらず、それぞれの職業で大層忙しいがために、子供に事件
が起き、そして大人同士が空中戦を演ずる羽目になったので
はと思われるところです。
それにしても、日本人が苦手とするディベートの良い教材にな
るのではないでしょうか?
投稿: クマネズミ | 2012年3月 7日 (水) 06時04分
演劇をまんまフィルムに収めた世界が素敵
キャストがホレボレよ
ブルックリンのアパートの一室
繰り広げられるけんか
でも。本音をぶつけ合うってのは
おクソガキ達には出来ないケンカ
何が潜んでるか?それは「ハート心」
けなし、バトルも「おとな」だから出来る
その証拠にラストの「水より救いてスパッッ!」
人が大きくなって大人だけれど
ハートの大きい人こそ素敵な大人
絶妙のバランスなんだもん
投稿: q おとながけんかするのは「心」もあるから | 2012年3月 7日 (水) 22時07分
いつも有難うございます。
すっかりお返事が遅くなり申し訳ありません。
記事に書いた舞台が6000円で夫とで12000円。
それがコッチは夫婦50割引きで2000円でしたからね。
本当に値打ちのある映画でしたよ。
ご紹介のおかげでいい時間が過ごせました。
クリストフさん、いいとこなしでしたよね~
彼は、子供にも無関心なんでしょうけど
どうやら、奥さまにも~なご様子で
まぁ、自業自得だよ!とも思いましたけど~ね。
投稿: ほし★ママ。 | 2012年3月 7日 (水) 22時08分
こんばんは!
いつもTBとコメントを有難うございます。
空中戦>さすが!クマネズミさん、ウマイですぅ~。
正にその通り、表面のみ取り繕って
いい家庭、子育てに熱心~を
アピールしようとしたんでしょうけどね。
確かに、言葉の端々まで理解したらもっと笑えるでしょうね
相手の痛いところを突いていくところは
確かに日本人が最も苦手な分野かも~
投稿: ほし★ママ。 | 2012年3月 7日 (水) 22時18分
こちらにもTB&コメント、さんきゅ・・・です
芸達者揃いってことももちろんだけど
カラーの違う絶妙な取り合せで、最高でしたね。
私はね、「大人」じゃなくて「おとな」~
「おとなげない」でもなくて、もう、子供以下ジャン~って
思いながら観てましたよ。
>「水より救いてスパッッ!」
ウマイ
投稿: ほし★ママ。 | 2012年3月 7日 (水) 22時41分
こんにちは~初めまして。
愛知県なんですね!
私も名古屋市です。
もしかしたら、色んな劇場で遭遇してるかもですね(笑)
TOHOオンリーって年に数作あって、自宅から一番遠いのですが、頑張って行ってます(笑)
これは面白かったです♪
セリフの応酬と間が絶妙で、さすが、実力ある俳優さんたちですね。
またよろしくお願いします!
投稿: オリーブリー | 2012年3月17日 (土) 12時06分
こんばんは~。
コメントとトラバを有難うございました。
オリーブリーさんも名古屋だったんですね!
私は、知多半島なのですが
名古屋にはしょっちゅう出没していますので
映画館で隣り合ったことも、有るかもですねぇ~。
そうなんですよね~、ここだけに掛るの
そう言うのに限って観たいのよね。
そして、これは遠征の甲斐がありました。
いっぱい笑わせてもらいました。
こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願いします。
投稿: ほし★ママ。 | 2012年3月18日 (日) 20時19分