映画『僕達急行-A列車で行こう-』(12日-14)
魅力的な主役のおふたりに加え
ピエール滝さんも出ていらっしゃる!
さらに、森田監督からの「ラストエール」という事で
公開をとても楽しみにしていた作品です。
僕達急行-A列車で行こう-』(公式サイト)を観て来ました。
【「釣りバカ」の弟分に…と、願うけど。】
3月24日 地元TOHOシネマにて
好きなものがある人は、好きな人や新しい友人が出来たら
出来れば、その人と同じ思いを分かち合いたいと思うものですよね。
小町くんと小玉くんは鉄道好き。
だから今日は、鉄道と旅とシャレ込んだわけです。
ところが~
トンネルが続いたり、同じような田園風景の繰り返し
景色をみるより、彼との会話を楽しみたい彼女にとっては退屈そのもの。
小町くんの彼女は、途中下車すると言い出します。
ここで「えっ?次の電車まで一時間もあるよ」って
自分は降りるつもりの全くない小町くん、これでは振られますよね~
まぁ、これで晴れて(!?)小玉くんと出会う事になるんですけど。
小町くんは、普段は丸の内「のぞみ地所」に勤めるサラリーマン。
そして、小玉くんは技術が売りの蒲田の町工場の跡取り息子です。
ふたりが出会ってしばらくして、小町くんは九州支社に転勤。
そこから物語が動いて行く訳ですが…
ふたりが出会う人たち、スクリーンに登場する人たちが
総て物語に重要にかかわっていく、実にわかりやすいお話
そこに深みを持たせているのが、鉄道はじめ趣味のお話です。
音楽だったり、メカだったり、駅弁に、ミステリー、もちろん車窓の景色
鉄道そのものに興味がなくても、何かしら琴線に触れると楽しめますね。
私は、最近『ドラゴン・タトゥーの女』で知ったばっかりの「移民の歌」ネタに
と、バーで流れていた「A列車で行こう」が嬉しかったですね。
タイトルには、「急行」と謳われていますが
あくまでも「僕達」であって、全体的には「各駅停車」のようにゆるく流れる雰囲気。
だいたいが設計を「手書き」でするって、いつの時代やねん~
コレ一作で終わるのではなく、舞台を名物列車の走る街に移しつつ
趣味を通して人と人とが出会い、色んな人間ドラマが描かれていく~
「釣りバカ」の弟分的な映画になれそう。
あぁ~~、でもそれも、もう叶わないのでしょうか、寂しいです。
★★★★
赤、青、黄・・・信号機のようなスーツをしっかり着こなす
松坂さんってさすがだなぁ、サッチャー氏意識かしら?
新幹線と言えば、以前洗面所に配置されていた紙コップが好きでした。
数学の体積計算の問題に出てテンション上がったことも。
小玉くんと小町くんのカーディガンの色が逆な気がしました。
森田芳光監督、どうも有り難うございました。
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言わずと知れていますが、森田監督の遺作となってしまいました。。。
前作の『武士の家計簿』は良い映画でした。
その前は・・・『家族ゲーム』でしょうか? もうウン十年前の話です。
間空きすぎだろって突っ込まんで下さい。(たぶん本当ですから。。。記憶があいまい)
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そんな二人が知り合って意気投合。...... [続きを読む]
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◆
森田芳光監督の遺作
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感じますね。そして、鶴見線。ホームの横が海なのは
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初めて行ったときには、吃驚しました。
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しかし、鉄道好きな人にはたまらない映画ですね。
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誰もいない... [続きを読む]
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「僕達急行 A列車で行こう」★★★
松山ケンイチ、瑛太、松坂慶子、
貫地谷しほり、笹野高史、西岡徳馬、
ピエール瀧、伊武雅刀出演
森田芳光監督、
117分、2012年3月24日公開
日本,東映
(原題:僕達急行 A列車で行こう)
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森田芳光監督の遺作となった作品
「鉄道マニアの二人が主人公、
... [続きを読む]
そうですよね。
こういう特に何かの目的をクリアしたら終わりって作品じゃないものは
なんぼでも続きが作れたと思うし。
鉄道マニアならそれこそ日本全国何処でも転勤ありだろうし、社長さん
もベンチャーが向いてるからこれからも活躍してもらわなきゃって言って
ましたもんね。きっと小町があちこち転勤しながらの続編は考えてたと
思うんですよね…残念。
投稿: KLY | 2012年3月26日 (月) 00時24分
KLYさん
こんばんは!いつも有難うございます。
そうなんですよね、端々に「続編」を匂わせていましたよね。
のぞみ地所のキャストなんて
連続ものにピッタリのキャラを配置しているように思えました。
何か「いい意味で」まだ、出し切っていない気がして~
列車はまだまだ尽きずにあるでしょうし
音楽ネタやミステリーネタも無限にありそうですし。
そう言う意味では、本当に残念です。
でも、こんな温かい作品を最後に残してくれて嬉しいです。
投稿: ほし★ママ。 | 2012年3月26日 (月) 22時34分
ほし★ママさん、こんばんは!
「移民の歌」はタイムリーでしたよね!
確かにジェットコースターには合うかも。
苦手なので自分ではやりたいないですが(笑)。
趣味はねー、相手の人にもいっしょにやってくれとは言わないまでも、認めてはもらいたいですなぁ。
投稿: はらやん | 2012年3月29日 (木) 22時12分
はらやんさん
こんばんは~。
コメントとトラバを、どうも有り難うございました。
『移民の歌』~あれ以来すっかりはまって
何度も、予告やオープニングの動画を見ていたんです。
なので、思わず「ニタッ」としてしまいました。
あっ!でも、私もジェットコースターは全くダメ
同じ趣味を持つのは理想なんですけどね~
夫を映画に誘って後悔すること、よくあるんですよねぇ。
投稿: ほし★ママ。 | 2012年3月29日 (木) 23時21分
ほし★ママ。さん、おはようございます^^
TB&コメント、ありがとうございましたm(__)m
小町&小玉、いいコンビでしたね^^
鉄道マニアってこの二人のようなイケメンは見かけないですけどね(笑)
しっかり旅行気分を満喫させてもらいました!
伊東ゆかりの「小指の思い出」には爆笑してしまいましたが(笑)
それにしても森田監督、早すぎる旅立ちでしたね・・・。
投稿: cyaz | 2012年3月30日 (金) 08時43分
cyazさん
こんばんは~、こちらこそいつも有難うございます。
お返事が遅くなって申し訳ありません。
はい!本当にいいコンビでした。
イケメンなんだけど、何か「ほのぼの」してるところがいいんですよね。
一両だけの小っちゃい列車が全国にはいっぱいあるんですね。
(名前も、どこを走ってるのかもわかりませんでしたが~)
旅の気分も満喫できましたね。
続編が見たかったなぁ、次は北海道だってセリフもあったのに…
投稿: ほし★ママ。 | 2012年3月31日 (土) 22時28分
お早うございます。
おっしゃるように、「コレ一作で終わるのではなく、舞台を名物列車
の走る街に移しつつ趣味を通して人と人とが出会い、色んな人間
ドラマが描かれていく」ことを期待してしまいますが、「あぁ~~、で
もそれも、もう叶わないので」あれば、今度は、ブロガーの皆さんが、
自分達の家の近くで走っている電車などについて思い思いに書い
て、自分達の「僕達急行」を作っていったらどうかなと思ったりする
のですが!
投稿: クマネズミ | 2012年4月 4日 (水) 05時58分
クマネズミさん
こんばんは~、いつも記事を見つけて頂いて
コメントとトラバを、どうも有難うございます。
ブロガーが語り合う「僕達急行」いいですねぇ~。
鉄道は、便利な交通手段としか認識していないような私でも
旅行から帰った時に、名鉄電車の特急の到着を知らせる
独特の音楽を聞くと、「帰ってきたぁ~」と、ホッとします。
そう言うのって、だれでもひとつふたつはありそうですよね。
シリーズ化を思わせる作品が、最後になってしまったのは
本当に切ないですが、暖かいいい作品を残してくださいましたよね。
投稿: ほし★ママ。 | 2012年4月 4日 (水) 21時21分