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2012年2月27日 (月)

映画『セイジ 陸の魚』(12日-11)

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西島秀俊さんに森山未來くん、そして伊勢谷監督。

このイケメンさん3人期待は膨らむ~~

(監督は出演されていませんでしたが…)

 

『セイジ 陸の魚』(公式サイトを観て参りました。

 

 

 

【「神さま」って血の通った人間なのかも…】

2月26日 センチュリーシネマにて

 

大学4年の夏、就職の内定も取れた「僕」は

自転車で、あてのない旅に出ます。

(物語は、今の「僕」が20年前を振り返る形になっています。)

 

夜明け前、長い長い坂道をひたすら前に進んでいた時

ブレーキの甘さが原因で、車と接触事故を起こしてしまいます。

運転していたのは、街の酒屋のお兄ちゃん

「僕」は、トラックに乗せられドライブイン「HOUSE475」に運ばれます。

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「HOUSE475」で出迎えてくれたのは

オーナーの翔子さんと雇われ店主の「セイジ」

「セイジ」は、大雨の日にまるで山奥の池から上がってきた魚のように

ずぶ濡れで店にやってきて、そのまま住み着いています。

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無口だけど、時として放つ言葉が人をぐっと惹きつける「セイジ」。

痛み、悲しみ、寂しさ、欲望~まるで人には見えないものが見えるように

受け入れ、受けとめ、決して人を傷つける事のない「セイジ」。

小さい女の子には、他の人には見せない無邪気な笑顔を見せるセイジ。

 

セイジの魅力に惹かれて集まってくる、多くの常連客。

彼らがまた良いんですよね~。

今まで感じた事のない「居心地のの良さ」を、感じたのでしょう。

そして、「もっとセイジを知りたい」とも、思ったのだと思います。

「僕」は、すっかり「HOUSE475」に居ついてしまいます。

 

ところが~

とんでもなく悲しく辛い事件が起こります。

 

その時、セイジのとる行動は…

そして「僕」は…

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何とも言えない感情、悲しみでもなく、もちろん歓びでもない。

神の奇跡を見たような「感動」と言うのかなぁ。

信仰に全く縁のない私がこんなことを思った作品でした。

 

どのシーンも「絵」がとても美しい。

特に主役のふたりをとらえるカメラがステキです。

 

テーマはとっても重いのですが、色んな意味でちょっと「勘違い」してる

常連客役の人たちが、結構笑わせてくれるのが嬉しいです。

 

大好きな新井浩文さんのキグルミには、場違いながら小さく拍手!

いつも「ロック」な渋川さんにホッとするし、滝藤さんの普通っぽさが優しい。

裕木奈江さんは久しぶりでしたが、影のある女性を好演でした。

さすがの津川さんが祠を壊すシーンは辛かったぁ。

 

★★★★☆ 

森山くん、撮影現場まで実際に自転車で行ったとの事。

明るくファンキーなイメージを封印して

20年前の普通の若者になり切っていました。 

西島さんは、『休暇』と同じ目をしてると思ったら~

 

スタイリッシュなセンスの伊勢谷監督

キャストはこのままで、「コメディ」を撮ってくれないかなぁ。

 

 

 

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コメント

西島さんは自分で自分のことを『CUT』以前と以後に分けられると
言っているんですが、この作品は平行して撮影されたそうです。
まもなく公開とのこと、両方併せて観ると余計に面白く見えるかも
しれません^^

KLYさん
こんばんは!
コメ&TB、それからいつも参考になる情報を有難うございます。
『CUT』  も予告は観て、興味はあったのですが
KLYさんのレビューを読ませて頂いて、絶対観ようと決めました。

伊勢谷さんはいろんな才能がある人ですねえ。

役者さんが監督に手を出すと、あえなく撃沈することもよくあるのですが、この作品はなかなか良いみたいですね。

重いテーマと聞き、ちょっと遠慮しておこうと思いましたが、(青春の彷徨的な感じですかね)、普通の青年の森山君は気になります。

ゆうりちゃん
コメント、有難う!!
伊勢谷さんはスゴイ人だねぇ。
力石役の減量もそうだったけど、きっと自分に厳しいんだろうね。

重いテーマだけど、決して暗くはならない不思議な作品でしたよ。
西島さんはもちろん、普通の青年役なのに森山くんもオーラ出てました。

お早うございます。
おっしゃるように、「どのシーンも「絵」がとても美し」く、また「色んな意味で
ちょっと「勘違い」してる常連客役の人たちが、結構笑わせてくれるのが
嬉しい」のも同感です。
ただ、「ほし★ママ。」さんは、セイジのやったことは「神の奇跡」とされるよ
うですが、クマネズミは、死んだも同然のりつ子を生き返らせるにはあのく
らいの犠牲を払わなくてはならないのだ、それと同様に、死んだような地
球・人間を絶望の淵から救うためには、なまじのことではダメなんだ、と監
督が言いたいのではないのか、と考えてみたらどうかなと密かに思ったりし
ています。

クマネズミさん
こんばんは~
いつも記事を見つけて頂いて有難うございます。
返事が遅くなってすみません。

あの勘違い集団は、いいですよね~。
伊勢谷監督、脇役のキャスティングもすごく上手いですよね。
 
>死んだような地球・人間を絶望の淵から救うためには、なまじのことではダメなんだ
なるほど、深いですね。
確かに、たったひとりの少女を救うだけではない「力」は、感じました。
そして、それをやり遂げるのは「神」ではなくて「人間」なんですよね。

全てを理屈で判断し、事件時と同等のショックを与えようとするなら、老い先短い津川さんに対して切断を行うのが実は一番、理に適っているが、その役を自分が担ってしまう所がセイジの優しさなのだろうな、などとも思いました。

ふじき78さん
こんばんは~。
コメントとトラバを有難うございました。

う~ん、なるほど。
でも、その後のケアにやはり肉親のおじいちゃんは
必要だったのではと、思ったりもします。
 
交通事故に遭った猪を料理するシーンとか
独特な「優しさ」の表現のある映画でしたね。

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