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2011年10月18日 (火)

映画『あしたのパスタはアルデンテ』

予告を観て、バックに流れる「50mila」(YouTube)が、すごく耳に馴染み

『人生、ここにあり!』と同じくイタリア映画という事で、気になっていました。

「LOVE Cinemas 調布」(Blog)のKLYさんからもお勧めTaiko021_2 を頂き

『あしたのパスタはアルデンテ』(公式サイトを、観て参りました。

 

 

 

【おばあちゃまは、何でもお見通し!】

10月16日 名演小劇場にて

 

老婦人の顔のアップから物語がスタート。

フェードアウトして、美しい花嫁が映し出されます。

花嫁は、田舎道を駆けて駆けて、ある建物に辿り着きます。

 

場面は変わり、主人公トンマーゾが母、祖母、叔母たちの盛大な出迎えを受けています。

(冒頭の老婦人は、トンマーゾのおばあちゃんでした。)

彼は、兄の実家の老舗のパスタ会社長就任の会に出席するために帰省

この機に今まで家族に話せなかった3つの秘密を告白するつもりでいます。

 

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今まであまり話をすることもなかった兄弟でしたが、今回ばかりは

共同経営者の美しい娘との縁談も進み社長になる兄を素直に祝う弟。

自分の秘密を告白、自分は多分父には縁を切られるだろうから

ローマに戻り小説家になるつもりだと話します。

 

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ところが、晩餐の席で先に秘密を告白したのは兄の方でした。

「実は、ゲイなんだ!従業員と恋仲だった。」 

その秘密とは、トンマーゾが告白しようとしていた事でもあったのです。

 

席を蹴り立ち去る兄、心臓発作を起こし昏倒してしまう父。

心優しいトンマーゾは、告白することも家を出ることもできなくなってしまいます。

それどころか、共同経営者の娘アルバと共に会社の後継者にされてしまいます。

 

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アルバがメッチャキレイなんですよね~、仕事もできるいい女なんです。

でも、彼女にも悩みがあります、いやアルバだけではない

登場する人たちみんなが何かしらに悩み、秘密を抱えています。

まぁ身内に何かしらの隠し事があるのは普通の事なんでしょうけど

それって本人にとっては深刻なもの。

 

トンマーゾを訪ねて恋人とゲイ仲間がやってくるシーン。

母と叔母が町でゴシップ好きの夫人と対決するシーンなど

笑えるシーンが散りばめられているんですが

それが、また誰かを守る為にしている事なので、切ないんですよね。

 

一番大きな秘密を抱え、一番長く生きてきたおばあちゃん、総てを見通しています。

どの子にも「自分らしく」「自分の為に」生きてもらう事を

強く願うおばあちゃん、大きな、そして悲しい(?)決断をします

残るものに素敵なメッセージを残して…

「他人の望む人生なんてつまらない」~そう、あなたらしく前を向いて!

 

原題は、「浮遊機雷」と言うちょっと恐ろしいげなタイトル。

確かに火種はすぐそばにあったのかも知れません。

でも、ラストを見たら、アルデンテ~理想的~な明日が待っていると思えてきます。

 

★★★★☆

家族っていいなぁって、改めて思えます。

もっと大爆笑の映画かと思っていたけど、むしろ泣けて仕方ありませんでした。

 

* 気になった予告 *

『マーガレットと素敵な何か』 (オフィシャルサイト)

7歳の自分から届く手紙を読んでいるうちに、本当の自分に向き合っていく

ハートウォーミングなストーリーなんだそうです。

ストーリーはとにかく、かなり枯れ色になって来ている昨今ですので(泣)

カラフルでポップな布や紙や糸やハサミ~だけで観たくなりました。

 

 

 

 

 

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コメント

おばあちゃんの時代は自由にしたくてもそんなこと許されない時代だった
んですよね。もちろんこれは日本でもそうだったけど、女性の地位が低かった
時代を生きてきたおばあちゃんにして観たら、自由な今、そして男の孫たちが
自らを縛っているのはとても歯がゆかったんじゃないかなと思います。
おばあちゃんは自分を解放したけど、同時にそれで孫たち、いや家族全員の
心を解放したんだなって思うと、凄く悲しかったけど、凄く素敵だったなぁって。

TBとコメントありがとうございました。
コミカルでしたが、家族の絆を感じるラストでしたね。
偏見に負けずに、頑張っていける思います。

☆KLYさん☆
こんばんは~、お薦めいただいてよかったです。
子どもたちが、お江戸に出て長いので
こういう家族のお話は、特に心にグッときます。
お母さんが、籠の件でうろたえながらも
息子二人と腕を組むラストも大好きです。
 
そうですよね、おばあちゃんは自分が自由になれなかった分
何としてでも孫に幸せになって欲しかったんですよね。
そして、それは家族全員を思っての行為だったんですね。
愛する義弟の土地を孫に譲る遺言には、涙腺決壊でした。

☆風子さん☆
こちらこそ、お越しいただいてうれしいです。
ご無沙汰ばっかりですみません。
 
家族だからこそ、お互いを分かり合って
胸を張って進んでいけるんですよね。
希望にあふれたラストがステキでした。

そう言えばノンケの未婚男子が一人も出てこないのか。

ふじき78さん
ご無沙汰しております、相変わらずお忙しいですか?
クマネズミさんとお噂していたのですよ。
コメントとトラバを、どうも有り難うございます。
 
そう言えば、そうですねぇ~~。
あんなに素敵なアルバに友情しか感じないなんて不思議だなぁ。

>あんなに素敵なアルバに友情しか感じないなんて不思議だなぁ。
失礼だなぁ。見下してるみたい。
ゲイなんだから当たり前ですよ。

jこさま
記事を見つけて頂いて、コメントを有難うございます。

>見下してるみたい。
そうでしたか。不快な記事になってしまって申し訳ありません。
この作品の本質が理解できていないのかも知れませんね。
 
これに懲りず、これからもよろしくお願いします。

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