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2011年5月 4日 (水)

映画『まほろ駅多田便利軒』(11日-11)

4月24日の「ボクらの時代」に主役のお二人と

新井浩文さんが出ておられて、改めて魅力的な方々だなぁ~と。

独特の空気感をお持ちの方たちですよね。

(今、私の中では新井さんが来ています!!

期待していたのに、本作には出ておられなくて、すごく残念…)

原作を読んだこともないし、予告ではどんなお話なのか

想像もつかないまま、観て参りました。

【左側の人たちだけ大爆笑!!】

5月4日 ミッドランドスクエアシネマにて ★★★★☆ 

「まほろ駅」から走って1分・歩いて3分の多田便利軒。

頼まれた仕事は極力断らずに受けるこの店には

多くはないが、ユニークな仕事が持ち込まれます。

 

店主の多田も、心に傷を負っているけれど

依頼者たちにも、それぞれ事情があります。

そして多田の中学時代の因縁の人物

再会し、居候を決め込んでしまう行天にも…

338336view011

人生に疲れ、アウトローを気取ってるのかと思えば

意外と人情に厚く、おせっかいな多田と行天。

仕事の成果以上のものを依頼者に残して行きます。

338336view005

まった~りと暖かくて、ほのぼの。

「傷だらけの天使」とか「探偵物語」とか

’70年代後半のテレビドラマの匂いがする作品でした。

 

もうちょっとシャープでハードボイルドな方が

映画としては面白い気がするけど

何せ、主役のお二人が魅力的だし

アチコチに散りばめられた「優しい言葉」が心に響くので

これは、またとっても良作でございました。

 

実は、ワタクシ恥かしながら大森立嗣監督初体験です。

一番の感想は、お父さま、弟さんを含め

相当人脈を持ってらっしゃるな!って事。

警察を辞めたはずの岸部さんが所轄の刑事に戻ってたし~ (^_^;)

 

サブタイトルは、あるシーン。

私の中では、しばらく笑いが止まらなかったのですが

右側の方(いちばん後列で右に7・8人いました)が

しらぁ~~と、していらっしゃいました。

お若い方はご存じないのかなぁ~。

私は、まぁまぁ良かった(似てた)と、思います。

 

ところで~鑑賞された方にお聞きしたいのですが

タイトルバックのカットの数々は

「今、こうなってますよ~」って、事だったんでしょうか?

 

「みんな、ハッピーエンドでした」みたいな「あの絵」

私は、いらんかったなぁ。

それこそ、「フランダースの犬」の結末の解釈同様

鑑賞者の判断に委ねて欲しかったです。

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コメント

決してシャープではなかったですが、
どちらかと言えばゆるいですが、二人のコンビがよくて、
その時に温かい言葉が耳に残ったり、ちょっとした優しさが響いたり、
いい映画でした。
なんじゃこりゃーのシーンは、多田と行天ではなく、
まさに瑛太と松田龍平本人同士のやりとりに見えましたね(笑)♪。

☆ふぁろうさん☆
こちらにもコメントとトラバを有難うございました。
何とも言えないゆるい空気感がステキでしたね。
このふたりのコンビは、もっと見て居たかったです。
続編に期待をしてしまいました。
 
そう!あのシーン、絶妙でしたね。
役者が、逆だったら「ベタ」になっちゃっただろうけど~~

お早うございます。
私も、この映画の、「まった~りと暖かくて、ほのぼの」したところは良いなと思いました。
ただ、「アチコチに散りばめられた「優しい言葉」」はなくもがなと思え、ですから、タイトルバックの「「みんな、ハッピーエンドでした」みたいな「あの絵」」についても、おっしゃるように「いらんかったなぁ」と思いました。

☆クマネズミさん☆
こんばんは!
たくさんコメ&トラバを頂戴して恐縮です。
 
あのラスト、そう感じられましたか…
同じように感じた方がいらして、ちょっと嬉しいです。
「後は、自分で考えて生きて行くしかない」
そんな作品に感じたので、誰も彼もが~は、ちょっと…
「見せ過ぎない」「言いすぎない」映画の方が良作に感じてしまいますね。
でも、私は少なすぎると理解できない情けない鑑賞者でもあります。

こんちは。

最近、主人公が世間以上に善人ってないような気がするんで、照れくさいながらもそこが良かったです。

ほし★ママさん、こんにちは^^
TB&コメント、ありがとうございましたm(__)m
日常のほんの一コマを切り取ったような映画でした。
もちろん、原作に沿って描かれていましたが。
「なんじゃこりゃ~」は最高に笑えたシーンでした!

☆ふじきさん☆
すっかり、ご無沙汰しております。
コメントどうも有り難うございます。

観ている側が「気恥ずかしくなるくらいのいい話」、私も結構好きです。
ふたりの「おひとよしぶり」が心地よかったです。

☆cyazさん☆
こちらこそ、有難うございます。

起こる事件は、実は意外とシリアスな内容なんですよね。
それを「人情話」のようにいい意味で軽くまとめていました。
やっぱり、あのシーンは最高でしたね!
声も顔も、だんだんお父さんに似てくる龍平くんの突込み、ナイス!!

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