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2010年9月30日 (木)

映画『ミックマック』劇場鑑賞。

やっと涼しくなってきたと思ったら、もう明日は月。

事務所では、一日早くカレンダーをめくるので

あと枚を残すだけとなりました、何だか気忙しいです

 

9月16日の記事でもお話した格安で譲って頂いたチケット

9月末が使用期限だったのですが

枚が残ったままになっていました。

先週は、元々祭日が二日もあった上に

身内に不幸があって、お休みを頂いたので

もったいないけど、あきらめようと思っていたら~

 

映画の神さまが呼んで下さったのか

ほんの少し体に余裕ができた上に

上映開始がピッタリと言う幸運が・・・

   

* 手術をするかしないかをコイントスで決める…

* ビックリ人間が次々に登場… 

まずは、予告編で一気にハートを奪われ

  

この山本太郎さん似の主演の方に見覚えがあるぞと、思ったら

『ぼくの大切なともだち』レビューのあのクイズマニアさん

 

そして、監督さんは『アメリ』でとても有名な方との事… 

こんな時は、すぐにストーカーに変身する私

早速お友だちレビュアーさんの「観たログ」を検索しまくり

『アメリ』が、評価の高い作品であることもわかって大興奮。

 

期待に胸を膨らませて『ミックマック』を、観てきました。

          (9月29日 センチュリーシネマにて)

 

【お  し  お  き】

もっと大爆笑するかと思ったら

意外とシュールで大人のメルヘンな作品でした。

とにかく主人公のバジルがとてもチャーミングで

その仲間(家族)たちが、個性豊かないい奴ばかり。

 

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父を、地雷処理の任務中に亡くし

そのショックで母も正気を失う。

養護施設に引き取られることになったものの逃走。

オープニングにバジルの悲惨な幼少期が、駆け足で語られます。 

 

そして次に映し出されるのは

大人になったバジルの「のほほ~ん」な姿。 

チューブ入りのチョコをなめながら

ボギーの映画にアフレコしてるのは

バイト先のレンタルショップの店先です。

いきなりけたたましく銃声が鳴り響き

巻き込まれたバジルは頭に銃弾を受けてしまいます。

 

~で、予告の手術室のコイントス 

一命は取り留めたものの総てを失くしたバジルの前に

ひとりの男性(ギロチン男の)プラカールが、現れます。

彼が連れて行ってくれた「家」には

7人の老若男女が暮らしています。

いずれ劣らぬ個性的な、そして素晴らしい特技の持ち主たち

 

ある日、父を奪った地雷と自分の脳に突き刺さる銃弾

それを作った会社が隣同士にあることを知ったバジル

仕返しをしようと思い立ち、仲間に応援を頼みます。

 

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実は、バジルはすごいアイデアマンで

次々に「ミックマック=いたずら」を、思いついて行きます。

 

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「死の商人」~しかもかなりあくどいことをやっていたり

性格的に問題ありの相手に向けての仕返し

「み な ご ろ し」かと、思ったら、意外に「お し お き」

その方法が、すごくお茶目でアナログです。

 

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仲間たちが、ひとつの目的の前にだんだんまとまって

笑顔が増え、家族の形になっていくのが楽しいです。

その過程には、やはりみんなでおいしく頂く食事あり。

お料理番タンブイユ役は、ヨランド・モローさん

『ベティの小さな秘密』でも、お料理を作っていた方です。

 

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そして、忘れてならないのは大活躍の軟体女~

もう 「すごい」の一言~そして、めちゃくちゃキュート

 

ミックマックの数々は、オフィシャルサイト の

「ネタバレ」で覗くことができますが

ラストに待っている最高のお仕置き

是非、映像でお楽しみください。

 

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 

 

私の採点… ★★★★ (4.5)

音楽~特にエンディング~も、すごくよかったです。

監督と作家の方との出会いが

本作制作に繋がったという金属の造形物がステキ。

がらくた(発明品?)の館に足を踏み入れたくなりました。

  

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 

『アメリ』も是非、観てみたいと思います。

 

 

 

 

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コメント

こんばんわ~。

僕は幸運にも半年ほど前にフランス映画祭で観ることが出来ました。
とってもキュートで愛らしい作品だと思います。

なんといってもラストシーンが素敵!
あんな帽子の使い方、いつかしてみたいものです(笑)

同監督なら『アメリ』もめっちゃいいんですが、『ロング・エンゲージメント』もオススメですよ~。

ママちゃん こんばんは~

「今」を生きるワタクシです(笑) 

ミックマック ぜひ観たいと思ってました~ 観たら 詳しく拝読にまた参りますね!
「アメリ」大好きです。でも よく考えたら アメリちゃんてば いろんな意味で大丈夫かいな?
と ちょっと思いました。お部屋もとても可愛かった。

☆K氏さん☆
フランス映画祭のお話は聞かせて頂いていましたね。
この作品も、かかったのですね

そうそう!愛らしい~ピッタリだわぁ。
色彩も抑え気味だし、イケメンさん・ベッピンさんは特にいないのに
みんなとっても可愛らしかったですね

始まる前に、ショップをうろついていたら
ニット帽が売られていて?だったんですが、映画を観て納得

『ロング・エンゲージメント』ネットレンタル予約してみました…

☆冬ちゃん☆
は~い!同じく「今」を生きていますぅ
この年なりの魅力にあふれてるつもり ~ですが、何か

『アメリ』も、レンタル予約しました。
予約ばかりが膨らんで、「期限なし」なのでなかなか返却が~

『ミックマック』~きっと冬ちゃんも、楽しんでくれると思います。
すごくゆるいんだけど、ちゃんと主張もありますよ

私も本日の映画ディに観て来ました。
なかなかおしゃれでフランス人のユーモアにタップリ浸って来ました。

今、食費を切り詰めた分で鑑賞したので
1000円分は、手間暇かけて
食事を作ることで、勘弁してもらおうと張り切って作っています。

この映画の主張はもっともで、素晴らしいと感動しました。
今までは犯人を殺すことでスッキリする作品が多かったけれど、
この映画では殺さずに『犯人に判らせる!』という手段がとても気に入りました。

☆ガガ36ちゃん☆
いつも気が合ってすごく嬉しいですぅ~
鑑賞券がなかったら、パスしてたかもですが
すごく楽しい気分になれて観れてよかったです

後味のいい映画でしたね。
そうそう!「わからせた」ところがうまい
残酷じゃない「必殺仕事人」かな…
36ちゃんのレビュー、楽しみにしています。

うちは、今日は北海道の方から送っていただいたホッケと
実家でもらってきたカボチャの煮物(チーズ掛け)
小松菜とキノコのオイスターソース炒めでした。
多分、500円はかかっていないと思う…

こんにちわ。
個性的な仲間が、仲良く総力を出し切るのが楽しかったですね。
ほんとに家族みたいで、過激だけど温かさがありましたよね。
結局どうなるんだろう、と思ってたら、意外な着地点で、最後も面白かったです。

こんばんは。
わたしも「ミックマック」狙っていたのですが、25日はわたしの勘違いで、「瞳の奥の秘密」がしっかり上映されていたので、そちらを観てきました。
情熱でしたね。でもママさんと同じような感想です、じつは。ちょっと文化違いますね。

それにしても、このフランスコメディ映画、気になります。
山本太郎さん似とは気付きませんでした

☆HIROMIさん☆
TB、どうも有り難うございました。
そうそう!
ずっとアナログできて、ラストは~~
本当にウマイと、思いました。
必殺仕置き人風なんだけど
さすがにフランスの作品はおしゃれですね。

☆ゆうりちゃん☆
チケットの件、お世話をかけました。
おかげで、またいっぱい楽しめました。

『瞳の奥の秘密』~私も最初にHPをチェックした時は
16日で終了予定になっていたので
休みを取って行ったんだけど
その後、ずっと公開が伸びていったみたいですね。
さすがに評判のいい作品って事でしょう
レビュー、楽しみにしています

一方、『ミックマック』の方は
センチュリーで広いという事もあるけど
入りはあまりよくなかったですぅ
山本太郎さん似~あれっ、以前はソックリだと思ったけど
ちょっと違ったかしらん

『アメリ』はその年の僕のベスト1にする位好きでしたが、『ミックマック』は皆さんほど乗れませんでした(汗)。

なのでコメントは控えさせていただきますね。

☆のびたさん☆
そんなお気遣いはいらないのですが
確かに『アメリ』とは、両極端な気もします。
実は、私もあのコイントスの予告を観て観に行きましたので、最初はちょっと戸惑いました。
もしオフ会でご一緒するなら、どんな作品がいいのかな~と、楽しみが一つ増えました。

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